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国際文法感覚で作った新日本文法 N文法
目次
I 部 研究の目的と方法
1 何を目指したか
1.1 新しい日本語文法
国際文法感覚とはなにか
1.3 既存日本文法の誕生と限界
孤立語である中国語との接触
屈折語との接触はもっぱら英語
ロシア語が現代日本語にのこしたもの
2 なぜ文法を変える必要があるのか
文法の一番大事な機能はなにか
2.2 欧米文法の現状
2.3 英語が国際語となった理由と英文法
日本文法の現状
3 問題の根本はなにか
3.1 日本文法の問題点の根本原因の認識
3.2 膠着語と他言語との根本的な違いの認識
3.3 日本文法作り直しにまず必要なのは何か
どのように研究すべきか
4 単語と関連構造 研究方法
研究の具体的目標
研究の方法
日本語の単語確立のための基本原則
原則
作業原則
膠着文の分析方法としてのN記号体系による日本文の記号化
5 文の構造 研究方法
5.1 研究の具体的目標
N記号を用いた文の構造の研究方法
II 部 著者の語学的経験と見解
1 英語について
1.1 履歴
1.2 関心の中心とレベル
2 ロシア語について
2.1 履歴
2.2 関心の中心とレベル
2.3 ロシア語についての見解 今回の研究との関係
3 日本語について
3.1 履歴
3.2 日本語の起源とその後の歴史についての見解
3.3 外国語表現力と国語表現力の関係についての見解
III 部 [研究結果] N文法の品詞分類と品詞各論
1 分析用具としてのN記号体系
2 N文法による品詞の分類
3 名詞
3.1 名詞の格、格語尾と機能の一覧表
3.2 注目すべき結果
4 動詞
4.1 動詞の音韻分析
4.2 日本語母音特性の発見
新「あいうえお」の提案
4.3 動詞の活用表
「ら抜き」言葉の正統性
5 助動詞
5.1 助動詞の一覧表
5.2 終止の助動詞*
5.3 可能の助動詞「る」
6 接続詞
6.1 日本語における接続詞
接続詞の一覧表
6.3 日本語における接続詞の重要な役割
6.4 接続詞の意味をあらわす構造記号
IV 部 [研究結果] N文法は日本文の読解を助けるか
1 日本文の構造理解はいかにして可能か
1.1 文法が読解を助けるとはなにか
1.2 日本文における構造理解のむずかしさ
1.3 日本文の構造把握の鍵はどこか
日本語に特有な二つの構造への対処
単純継列的文章
開始格「は」による話題開始文章
1.4 文節決定で配慮するもう一つの面
2 実際文例への適用
2.1 実例分析の概要
2.2 文節への分解
2.3 文節の相互関係の明示
付属資料
1)
N記号による日本文表現実例
2)
名詞の格、格語尾と機能の一覧表
3)
格語尾「が」の詳細機能の一覧表
4)
日本語動詞の母音継列の全数調査
5)
動詞の活用の一覧表(音韻類型別)
6)
助動詞一覧表
7)
接続詞一覧表
8)
竹内敏晴「人形の家」
9)
N文法による文章構造解析例「人形の家」
10)
大江健三郎「万延元年のフットボール」
11)
N文法による文章構造解析例「万延元年のフットボール」
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